展示作品

羊飼い物語

羊飼い物語

H.584

会場 : IAMASOS

 

タクシーの運転手や理容室の店主が語る「都市のイメージ」の中を羊飼いが彷徨い歩く。途中ではぐれた一匹の羊が街の人々に質問する「あなたにとって理想の場所はどこ?」 羊飼いもそのことを考えながら放牧するのだった…
「羊飼い物語」はフィクションであると同時に、未来を想像しながら現在の都市の姿を鑑賞するドキュメンタリー映画です。この作品は厳密なスコア(指示書)から作られています。同じスコアをもとに他の都市で制作した「羊飼い物語」を併映することで、大垣特有の風景を検証します。平面作家の井上信太さんを羊飼いに迎え、大垣に住む様々な方の協力によって作品は完成しました。

慾斎資料館関連展示「美術としての蘭学」

美術としての蘭学

八嶋有司 + 美術としての蘭学プロジェクト

会場 : GALLERY ゆう

 

江戸から明治にかけて、西濃は蘭学を初めとする様々な医療を含む学問の地として、栄えた。
この展示では代々医療の家系として、六代に渡って漢方、蘭学、西洋医学に従事している勝野家が所有する医学書や医療関係道具などから、美術としての展示を行います。
また、飯沼慾斎の図鑑から植物の複製をつくり、これら過去の蘭学へのオマージュを包み込むオブジェ作品を八嶋有司が制作し、ともに展示を行います。

意味情報指向ガイダンス

意味情報指向ガイダンス

実世界意味情報指向インターフェイスプロジェクト

会場 : IAMASOS

 

iPhoneを使ったガイダンスシステムです。おおがきビエンナーレの展示等について、関心に応じた情報を得ることができます。希望される方には端末をお貸しします。iPhoneをお持ちであれば専用アプリをインストールして頂いて、体験することができます(インストールに関しては、窓口にてご相談ください)。

都市相と大垣

都市相と大垣

空間情報学研究プロジェクト

会場 : 大垣市多目的交流イベントハウス

 

都市に固有のパターンを抽出し、それを再構築することで、手相のような都市の相を明らかにする作品を展示します。
「都市相=大垣」は、建物と建物を繋いでいる”隙間”から大垣の街の特徴を捉え、普段は意識していなかった、これらの情報でも街を感じることができることを提示します。
「The Accessor of Space」は、携帯端末で音声情報を聞きながら街を歩く作品です。聞こえてくる情報はその場所についてのインターネット上のブログサイトやウィキペディアの書き込みから集められたもので、個人の記憶や一般的な情報などが一体となったものです。 これらの作品は普段見慣れている大垣という街に”かたち”を与え、街を読み直すことを可能にします。

流れゆく言葉

流れゆく言葉

IAMAS ANDコース

会場 : 大手いこ井の泉

 

今は昔、水の流れに杯を浮かべ自分の前を通り過ぎるまでに詩歌を読む遊びや僅か17文字に余韻を残す俳句など、ゆったりとした時間と少ない言葉で情報の遣り取りをしていました。しかし今やネット上には大量の情報が飛び交い、twitterでは一日5000万ツイートを越えるといわれる大量の言葉が消費されています。
大垣の水イメージをモチーフにtwitterの怒涛のごとく溢れる言葉を石段から滝のごとく流れ落ち様に準え、滝壺から湧き出す泡が水面をたゆたいながら流れゆく様を大量の文字が古(いにしえ)の言葉に変化していく様に例え、現代の浪費する情報と余韻を残す古の情報とを対比させ、水都と情報の可能性を表現してみました。

IAMAS TELEVISION

IAMAS TELEVISION

IAMAS CGIコース+ iamasTVプロジェクト

会場 : 江戸ッ子ビル

 

iamasTVプロジェクトメンバーが「大垣の街と人」をモチーフに映像作品を制作しました。
このビルではiamasTV局公開スタジオとしてプロジェクト成果物や制作ドキュメントが展示上映されています。
また、これまで10年以上にわたり放送されてきたケーブルテレビ番組「iamasTV」の過去放送アーカイブ視聴コーナーも併設しております。
http://www.iamas.ac.jp/tv/