2.ピエール・アンリ ドキュメンタリー映画上映会
「ピエール・アンリ 音の芸術」
- 日時
- 9/11 Fri 17:00-17:50(16:45 OPEN)
- 場所
- サラマンカホール リハーサル室
- 鑑賞無料(人数制限あり)
ミュージック・コンクレートの巨匠ピエール・アンリのこれまでの活動を記録した、2006年のドキュメンタリー映画を上演。
監督:エリック・ダルモン、フランク・マレット
photo : Léa Crespi
3.オープニングコンサート
ピエール・アンリ 音の芸術 ポートレイト・コンサート
L’Art des sons – un concert portrait de Pierre Henry
- 日時
- 9/11 Fri 19:00-21:00(18:15 OPEN)
18:30~ プレトーク[三輪眞弘&川崎弘二] - 場所
- サラマンカホール
- 料金
- 全席自由 一般 2,000円(サラマンカメイト 1,800円) 大学生 1,000円 高校生以下無料( 申込制・先着50名まで)
- 出演
- アクースモニウム演奏:檜垣智也
- プログラム
- 《フュチュリスティ》 Futuristie (1975, 71分)
《ピエール・レフレシ》(反射=省察された石たち)Pierres réfléchies (1982, 35分)
《Tokyo 2002》 (1998, 6分)
ミュージック・コンクレートというスタイルの電子音響音楽を、フランスで創始した重要な作曲家の一人、ピエール・アンリの作品による個展です。現代音楽の分野に留まらず、クラブ・ミュージックなどの方面でもよく知られたアンリは、これまで日本でまとまったかたちで紹介されたことがありませんでした。現在87歳にしてなおミュージック・コンクレートに取り組む、アンリの代表的な長編電子音響音楽をコンサートホールでお聴きください。
4.研究会
JSSA(先端芸術音楽創作学会)研究会
- 日時
- 9/12 Sat 9:00-12:00
- 場所
- ふれあい福寿会館 大会議室
- 聴講無料
5.サテライトコンサート(岐阜県美術館)
IAMAS SOUND ARCHIVE[イアマス・サウンドアーカイブ]
- 日時
- 9/12 Sat 11:00-11:45
- 場所
- 岐阜県美術館 多目的ホール
- 鑑賞無料(チケットレス)
- 『音声詩』 松井茂 (朗読 さかいれいしう)
- 『ゾンビ音楽』 作曲 安野太郎
(フェスティバル・ディレクター 三輪眞弘による ミニ・トーク有)
IAMAS関係者によるパフォーマンス・イベント。公演は公開収録というかたちで記録され、上演後は映像などのメディアに変換され再発表されます。
6.コンサート
“響きあうバロックと現代” JSEM 第19回演奏会
- 日時
- 9/12 Sat 14:00-15:30(13:30 OPEN)
- 場所
- サラマンカホール
- 料金
- 全席自由 一般 2,000円(サラマンカメイト 1,800円) 学生 1,000円
- 作曲家
- 大久保雅基、門脇治、佐藤亜矢子、土屋雄、中川善裕、林恭平、渡辺愛
- オルガン
- 今村初子、石丸由佳ほか
日本電子音楽協会は1992年に設立以来、日本の電子音楽の発展に寄与すべく、コンサート等を通じて活きた電子音楽を発信し続けています。サラマンカホールの素晴らしきアコースティック空間とテクノロジーを駆使した音楽を探求しつづける電子音楽作曲家によるコラボレーション! この歴史的瞬間をご堪能ください。
沼野雄司
7.ゲストシンポジウム
“奏でる(無)身体” – 鵜飼と芸術 –
- 日時
- 9/12 Sat 16:00-17:30
- 場所
- サラマンカホール リハーサル室
- 入場料
- 500円(有料公演チケットをお持ちの方は、入場無料)
- 出演者
- リチャード・バレット、足立智美、三輪眞弘、沼野雄司
来日した2人のゲストと音楽学者の沼野雄司氏を迎え、テクノロジーと音楽、そして技芸と未来社会の文化について語り合います。
8.コンサート
“テクノロジーと「作曲」の未来” JSSA/JSEM スペシャル・コンサート
- 日時
- 9/12 Sat 18:30-20:00(18:00 OPEN)
- 場所
- サラマンカホール
- 料金
- 全席自由 一般 2,000円(サラマンカメイト 1,800円) 学生 1,000円
- 出演
- 箏:野村祐子
ソプラノ:さかいれいしう
MIDIアコーディオン:岡野勇仁
オルガン:室住素子、今村初子
クラリネット:鈴木生子、伊藤めぐみ、櫻田はるか
オーボエ:山口裕加
アルト・サクソフォン:濱地潤一 - プログラム
- 高岡明: mezzoまたはsopranoのソロとコンピュータのための Responsorium (2009)
福島諭:五管の木管アンサンブルとコンピュータのための《春、十五葉》(2015)(再演)
マルク・バティエ:二十弦箏と電子音響のための新作
水野みか子:オルガンと電子音響のための《das dash!》(初演)
宮木朝子:アンビルト・プレイス~未構築の場所-パイプオルガンとアクースモニウムのための(初演)
フォルマント兄弟+三輪眞弘:悲しみの聖母+新しい時代
最新技術と音楽創造を探求する「先端芸術音楽創作学会JSSA」と「日本電子音楽協会JSEM」が、初めての合同コンサートを行います。海外メンバーを交えた六人の作曲家たちが個性あふれる「音楽の未来」を提案します。
9.親子で楽しめるワークショップ
生成音楽ワークショップ<鳴釜神事>
- 日時
- 9/13 Sun 10:00-12:00
- 場所
- サラマンカホール ホワイエ
- 参加費
- 1人500円(当日お支払いください)
- 人数
- 10組 参加者募集は締切となりました。予めご了承ください。
- 講師
- 生成音楽ワークショップ(城一裕+金子智太郎)
- 持参するもの
- 同じ大きさのスチール製の空き缶を3−4個(缶コーヒーやトマト缶など)、生米1合程度
音楽家の手を離れて自動的に奏でられる音楽を我々は生成音楽と呼んでいます。このワークショップでは、沸き立つ釜に生米を注ぎ、音を奏でる神事、鳴釜を再現します。親子でのご参加を歓迎いたします。
10.サテライトコンサート(岐阜県図書館)
夏の怪談会~小泉八雲の『怪談』による~
岐阜県図書館 新館開館20周年記念事業
- 日時
- 9/13 Sun 11:00-11:45
- 場所
- 岐阜県図書館 多目的ホール
- 鑑賞無料(チケットレス)
- 出演
- PIANEHONN
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の『怪談 Kwaidan』をもとに、フィンランドの作曲家ノルドグレンの残した小品を朗読と共に演奏するミニコンサート。
11.アトリウムコンサート
Onomatopia Concert
- 日時
- 9/13 Sun 12:20-12:50
- 場所
- ふれあい福寿会館 アトリウム
- 鑑賞無料(チケットレス)
- 出演
- ピアノ・コンピューター:石川泰昭 チェロ:川村なつみ
“オノマトペ(擬音語・擬態語)によるユートピア(理想郷)”というコンセプトでつくられた音楽をお楽しみください。
12.レクチャーコンサート
JSSAレクチャーコンサート
- 日時
- 9/13 Sun 13:00-14:30(12:30 OPEN)
- 場所
- サラマンカホール リハーサル室
- 鑑賞無料(チケットレス)
先端芸術音楽創作に関する技術解説、研究発表、デモンストレーション演奏が行われます。作曲家や技術開発者たちの生の声を聞くことができる貴重なチャンスです。お気軽にご参加ください。
13.ICシンポジウム
「ICコンピュータ音楽コンサートからICソニックアーツ・フェスティバルへ」
- 日時
- 9/13 Sun 15:00-16:30(14:45 OPEN)
- 場所
- サラマンカホール リハーサル室
- 鑑賞無料(チケットレス)
- 出演
- 小坂直敏(東京電機大)、安藤大地(首都大学東京)、中村滋延(九州大芸術工学)
1990年代半ばにインターカレッジ・コンピュータ音楽コンサート(IC)がコンピュータ音楽を授業にとりいれている大学に参加をよびかけてはじまった。情報処理学会音楽情報科学研究会(SIGMUS)が主催し、学生の作品発表や大学間の情報交換の場として機能するだけでなく、研究発表の場としても機能させる意図をもっていた。モデルはICMC(国際コンピュータ音楽会議)であった。つまり作品部門と研究部門の両方での参加・発表が求められ、両分野での切磋琢磨が日本の音楽情報科学の発展につながると期待されていたのだ。ところがIC参加校で研究発表をする大学は少数だった。ほとんどは作品部門でしか参加・発表しない。SIGMUS執行部からは研究部門に出席だけでもしてほしいという申し入れがあったが、それすらもなかなか改善されなかった。ついにSIGMUSがICの主催から降りる事態になった。さらに、SIGMUSはICそのものと縁を切る事態にまでなったのが、2013年末のことである。紆余曲折を経て、ICはICSAF(インターカレッジ・ソニックアーツ・フェスティバル)となり、先端芸術音楽創作学会(JSSA)が主催することで2014年に再出発した。こうした経緯をかんがえると、大学制度、理系と芸術系、創作と研究、技術への偏見、などの問題がうかびあがる。ICSAFがICの轍をふまないようにするためにこれらの問題について語り合いたい。
14.ゲストコンサート
“奏でる(無)身体” リチャード・バレット×足立智美
- 日時
- 9/13 Sun 17:00-19:30(16:30OPEN)
- 場所
- サラマンカホール
- 料金
- 全席自由 一般 2,000(サラマンカメイト 1,800) 大学生 1,000 高校生以下無料(申込制・先着50名まで)
- 出演
- エレクトロニクス:リチャード・バレット
声、エレクトロニクス、自作楽器、パイプオルガン:足立智美
チェロ:多井智紀
音響:有馬純寿 - プログラム
- リチャード・バレット:《ライフ・フォーム》チェロとエレクトロニクスのための (2011-12, 55分)
足立智美:《貧富の差はどこから来るのか》パイプオルガンとエレクトロニクスのための(仮題)(委嘱新作 2015, 15分)
《ウアソナタ2 第二楽章》4チャンネル(2014, 8分)
《別の耳の伸ばし方》観客のための(2013, 6分)
《超人のための音楽》ハイレゾリューションオーディオ(初演 2015, 1分)
リチャード・バレット×足立智美による即興演奏
世界で活躍する二人のアーティストを迎える、電子音楽パフォーマンスの最前線。英国出身の現代音楽作曲家で、高度なエレクトロニクスと超絶な演奏技巧を要する先鋭な作風で知られるリチャード・バレットが待望の初来日。ベルリンを拠点とし、常識破りの記譜法やユニークな自作電子楽器でも知られる作曲家・パフォーマーの足立智美。二人の真髄に触れる作品とともに、エレクトロニクス即興の名手でもある二人の共演をたっぷりと。またサラマンカホールの誇るパイプオルガンとエレクトロニクスによる足立智美の委嘱新作を世界初演!