ごあいさつ
このたび、情報科学芸術大学院大学(IAMAS イアマス)は「IAMAS 2014」と題して、第12期生による修了研究発表会および2013年度のプロジェクト研究発表会を開催します。

本学にはデザインやアート、情報科学を中心に、それに留まらない多彩なバックグラウンドを持つ人材が参集しています。この環境の中で学生は日夜議論を交わし、互いに刺激し、協力し合いながら個々の専門性を活かした研究を行ってきました。2年間という短い期間の中で、さまざまな表現や先端技術について学び、学生が互いに刺激し合うことで生み出された発想と、その集大成として制作した研究作品の数々を発表します。

本年度も昨年に引き続き、プロジェクトの研究発表会を行ないます。IAMASでは複数のプロジェクトが、学内、学外を問わず活動しています。本年度も教員、学生ともに多くの活動を行ってきました「IAMAS 2014」では、それらプロジェクトにかかわる研究報告、活動報告も合わせて展示発表を行ないます。学生による修了制作とはまた違う研究発表をお楽しみください。

2012年度より、これまであったスタジオ制からプロジェクトに一本化し、その中で二年間を過ごしてきた学生の修了作品と教員と学生の共同によるプロジェクト研究発表。数多くの活動の発表の場になります「IAMAS 2014」にどうぞご期待ください。


IAMAS 2014 実行委員長 伊藤 遼
タイムテーブル
日付 時間 内容
2月20日[木] 13:00-13:30 オープニングセレモニー
2月21日[金] 13:30-14:00 修士作品上映会 伊藤 遼《TODAY》
2月22日[土] 10:30-11:00

11:00-12:00



12:30-15:00




15:30-17:00



18:00-20:00
修士作品上映会 伊藤 遼《TODAY》

研究報告・論文発表
水野 雄太「映像としてのGoogle Maps」
河合 由美子「自己を見いだす場-身体と空間」

《Talk1》「MIDIアコーディオンによる合成音声の発話及び歌唱の研究」総括報告・シンポジウム
フォルマント兄弟(三輪 眞弘+佐近田 展康)、久保田 晃弘、福田 貴成、山崎 雅史

《Talk2》「これからの連携と社会的期待の創造」
小林 昌廣(IAMAS 教授)×鈴木 宣也(IAMAS 教授)×小林 茂(IAMAS 准教授)×金山 智子(IAMAS 教授)

ウェルカムパーティー(有料)
2月23日[日] 11:00-12:00

13:00-14:30

15:30-17:30




18:00
IAMASONIC1

IAMASONIC2

《Talk3》「研究2.0 - ポストアカデミズム論」
東 浩紀(株式会社ゲンロン代表)
×江渡 浩一郎(ニコニコ学会β実行委員長)
×小林 茂(IAMAS 准教授)

クロージングセレモニー
Talk Event 1
「MIDIアコーディオンによる合成音声の発話及び歌唱の研究」
総括報告・シンポジウム
日本学術振興会科学研究費補助金研究として2011年度より行っている「MIDIアコーディオンによる合成音声の発話及び歌唱の研究」の締めくくりとして、この3年間で達成した研究成果を総括的に報告する。合わせてその意義と今後の展望について識者を招き、芸術表現・ メディア研究・情報科学研究の観点から討議を行う。
フォルマント兄弟(三輪 眞弘+佐近田 展康)
三輪 眞弘 (作曲家、情報科学芸術大学院大学教授)
1958年東京に生まれる。1974年都立国立高校入学以来友人と共に結成したロックバンドを中心に音楽活動始め1978年渡独。国立ベルリン芸術大学で作曲をイサン・ユンに、1985年より国立ロベルト・シューマン音楽大学でギュンター・ベッカーに師事する。1985年ハムバッヒャー国際作曲コンクール佳作、1989年第10回入野賞第1位、1991年「今日の音楽・作曲賞」第2位、1992年第14回ルイジ・ルッソロ国際音楽コンクール第1位、1995年村松賞新人賞、2004年オーケストラのための「村松ギヤ・エンジンによるボレロ」で芥川作曲賞、2007年音楽についての新しい概念「逆シミュレーション音楽」がプリ・アルスエレクトロニカ、デジタル・ミュージック部門でグランプリ(ゴールデン・ニカ)を受賞。さらに2008年美術家マーチン・リッチズとの共作「Thinking Machine」が同賞ハイブリッド・アート部門で佳作入選。2009年フォルマント兄弟として「フレディーの墓/インターナショナル」が再び同賞デジタル・ミュージック部門で佳作入選。著書「コンピュータ・エイジの音楽理論」、オペラ「新しい時代」、インスタレーション作品「またりさま人形」、作品集CD「赤ずきんちゃん伴奏器」、「東の唄」、「昇天する世紀末音楽」シリーズ、「新しい時代信徒歌曲集」「言葉の影、またはアレルヤ」などを発表し、多岐に渡る活動を続ける。旧「方法主義」同人。コンピュータ歌唱ユニット「フォルマント兄弟」の兄。IAMAS(情報科学芸術大学院大学)教授。
http://www.iamas.ac.jp/~mmiwa

佐近田 展康
(音楽家/サウンド・メディアアーティスト、名古屋学芸大学教授)
音楽家、サウンド・メディア・アーティスト。近年は高いリアリティを持った歌声のリアルタイム合成に集中し、自ら改造ガスマスクと防護服を着用しパフォーマンスする「佐近田展康機械歌謡ショウ」公演を各所で行う。作曲作品では、トランペットと機械歌唱のための「機械ミッション」、ピアニストとソプラノ歌手がリアルタイムに人工音声を生成する「トワノコエ」などがある。その他、メディア・インスタレーション展覧会「watermachine」「AlterTV」、ソロCD「時計仕掛けのエルメス」(childisc/CHCD-022)、コンピレーションCD「高橋アキ/ためらいのタンゴ」(カメラータ/CMCD-28105)、「Room207」(Cirque/CQCD-007)など。 赤松正行とのユニット「ノイマンピアノ」では、プログラミング環境Maxに関する日本語解説書を過去4冊出版し、日本におけるメディア・アート・シーンを牽引する役割を果たす。近刊は「Maxの教科書」(2009年7月発売、リットーミュージック刊)。 現在、名古屋学芸大学メディア造形学部教授。
http://formantbros.jp/sako
山崎 雅史
1988年早稲田大学第一文学部哲学科(哲学専修)卒、(株)CSKで文字認識関連の知識処理、自然言語処理の開発に従事、1992年に(株)NTTデータセキスイシステムズの前身の一つである(株)アイザックに入社して以来、制約プログラミングの処理系の開発、制約プログラミングを用いたプランニング、スケジューリングのシステム開発に従事、現在に至る。スケジューリング学会理事、NPO法人ものづくりAPS推進機構理事、日本オペレーションズリサーチ学会、人工知能学会、日本計算機統計学会各会員。
久保田 晃弘
1960年生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース教授。JAXA宇宙科学研究所学際科学研究系客員教授。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了/工学博士。衛星芸術(ARTSAT.JP)、バイオアート(BIOART.JP)、デジタル・ファブリケーション(fablabshibuya.org)、自作楽器によるサウンド・パフォーマンス(hemokosa.com)など、さまざまな領域を横断・結合するハイブリッドな創作の世界を開拓中。
福田 貴成
1972年埼玉生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(学術)。専門は聴覚文化研究、表象文化論。近代における「聞く/聴く」営みの来歴を、科学史や聴覚メディア技術史言説の分析を通じて探究している。とりわけ「両耳聴」概念のメディア史的変容と構築のプロセスに関心を持つ。最近の論文に、「聴覚的ファントムたち」(『PHASES』3号、2012年)、「リアルの変容、イリュージョンの転倒」(『PHASES』4号、2013年)など。首都大学東京、慶應義塾大学、フェリス女学院大学ほか兼任講師。
Talk Event 2
これからの連携と社会的期待の創造
産業文化研究センター(RCIC)が主催するトークイベントでは、IAMASの研究や制作の中心であるプロジェクトにおいて取り組まれている産業連携や地域連携の創造的価値や成果についてIAMASの教授陣が話します。
小林 昌廣
1959年生まれ、東京出身。 大阪大学大学院医学研究科博士課程単位所得。専門は身体表現研究、古典芸能批評。 医療・哲学・芸術の3点から見た身体論を構築。歌舞伎は3歳の頃からみ続けている。 著書に『病い論の現在形』(青弓社,1993年),『臨床する芸術学』(昭和堂,1999年)など多数。京都芸術センター運営委員会副委員長, 五感で感じる和の文化事業検討委員会委員長。
鈴木 宣也
情報通信技術を用いたメディアやプロダクトに関するプロトタイプ制作とそのインタラクションデザインあるいはサービスデザインを研究対象とする。アート、デザイン、工学などの複合領域を横断する活動と、それらの展示運営なども実践。”三人三脚”が Prix Ars Electoronica 96 入賞、”本阿弥光悦マルチメディア展示プロジェクト”がマルチメディアグランプリ2000展示イベント部門最優秀賞など。
小林 茂
情報科学芸術大学院大学[IAMAS] 産業文化研究センター 准教授
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科後期博士課程単位取得退学。電子楽器メーカーに技術者およびシンセサイザーのサウンドデザイナーとして勤務した後、2004年7月よりIAMAS。主な活動にツールキット「Gainer」「Funnel」「Arduino Fio」の開発、著書に『Prototyping Lab』『+GAINER』など。2008年にIPA(情報処理推進機構)よりスーパークリエータに認定。レーザーカッターや3Dプリンターなどのデジタル工作機械を備え、ものづくりやITなど様々な企業を掛け合わせてイノベーション創出に取り組む市民工房「IAMASイノベーション工房[f.Labo]」も担当。
金山 智子(モデレーター)
Talk Event 3
研究2.0 ―ポストアカデミズム論
近年、「Make:」や「ニコニコ学会β」等の登場により、学術機関に所属していない人でも、独自の研究・作品を発表できるようになりつつあります。そこで、実際にアカデミア内外で研究発表を行われているお三方に、大学以外の場で研究・作品を発表する意味や可能性、また発表された研究・作品をどのように評価していくのかについて、鼎談していただきます。
東 浩紀
1971年生。作家・批評家。ゲンロン代表取締役。専門は現代思想、情報社会論、表象文化論。メディア出演多数。主著に『存在論的、郵便的』(1998、サントリー学芸賞受賞)『動物化するポストモダン』(2001)『クォンタム・ファミリーズ』(2009、三島由紀夫賞受賞)『一般意志2.0』(2011)。編著に『福島第一原発観光地化計画』(2013)など。
江渡 浩一郎
ニコニコ学会β実行委員長/独立行政法人産業技術総合研究所主任研究員/メディアアーティスト。東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了。博士(情報理工学)。1997年、アルス・エレクトロニカ賞ゴールデンニカ受賞(sensoriumチームとして)。2001年、日本科学未来館「インターネット物理モデル」の制作に参加。2011年、ニコニコ学会βを発足。ニコニコ学会βは、グッドデザイン賞ベスト100、アルス・エレクトロニカ賞を受賞。産総研では「利用者参画によるサービスの構築・運用」をテーマに研究を続ける。主な著書に『パターン、Wiki、XP』、『ニコニコ学会βを研究してみた』、『進化するアカデミア』。
小林 茂
情報科学芸術大学院大学[IAMAS] 産業文化研究センター 准教授 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科後期博士課程単位取得退学。電子楽器メーカーに技術者およびシンセサイザーのサウンドデザイナーとして勤務した後、2004年7月よりIAMAS。主な活動にツールキット「Gainer」「Funnel」「Arduino Fio」の開発、著書に『Prototyping Lab』『+GAINER』など。2008年にIPA(情報処理推進機構)よりスーパークリエータに認定。レーザーカッターや3Dプリンターなどのデジタル工作機械を備え、ものづくりやITなど様々な企業を掛け合わせてイノベーション創出に取り組む市民工房「IAMASイノベーション工房[f.Labo]」も担当。
たちもじ
ひらがなの形を体感する参加型の作品です。フォントの異なる大小さまざまなひらがなに触れ、自由に組み立ててください。参加する方々によって出来上がっていくので、決まった完成形はなく、時間や場所によって結果は一様にはなりません。これまで参加して頂いた人の様子も展示していますので、合わせてご覧頂き、色々なひらがなの組み合わせをお楽しみください。

技術要素:
スタイロフォーム、FRP樹脂、水彩塗料
制作協力:中上淳二(プログラミング)
明石 瀬里奈
1986年生まれ。奈良県出身。
成安造形大学卒業後、制作会社でCGデザイナー勤務。
人と人、人と作品の関係性に興味を持ち、変様していく作品の制作を行なう。
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おスイッチ!
おスイッチ!は、私たちが日頃見慣れているスイッチを活用した玩具です。最近ではタッチパネルなどの平坦な入力装置が普及してきていますが、そのような中で機械的なスイッチの持つ心地よい触感や操作感に着目しました。通常は入力装置として使われるスイッチが表示装置も兼ねることの意外性を提示するとともに、組み換え・連携など、思考して遊ぶ楽しさを提案します。「つい押したくなる」そんな玩具を目指しています。

技術要素:
作者:市野 昌宏 /制作協力:金原 佑樹、二宮 諒
主要構成要素:Arduino、サーボモータ、ロッカースイッチ
Arduinoにてスイッチの状態変化の監視及び他ユニットとの情報伝達、サーボモータにてロッカースイッチの駆動
素材・加工:MDF、アクリルをレーザーカッターにて加工
市野 昌宏
1973年愛知県生まれ。
大学にて交通機械学を学んだ後、機械設計会社に勤務。機械設計業務の後、情報処理業務へ転向。
入学後はプロトタイピングメソッドについて学び、Arduino等を用いたガジェット制作を行う。
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TODAY
自らの幼少期のアルバムをたよりに七日間の撮影を行った。そこで撮影された膨大な数の素材に対してある編集の規則を用いて編集を行った。そうして、規則に従い配置されて出来上がった映像の中に生まれる偶然の中から撮影者の無意識下の時間が顕在化させることを試みた。

技術要素:
映像作品 / HDカム
伊藤 遼
1988年生まれ。愛知県名古屋市出身。大学時代から自主制作映画を始め、劇映画を中心に制作していた。大学院では自分自身が撮影を行うセルフ・ドキュメンタリー作品を制作した。
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余白書店
「手垢」の価値を評価するオンラインの古本屋です。メモや付箋やシミ、落丁など、読後には様々な「手垢」が残ります。これらは通常価値を下げるものと考えられています。しかし、余白書店では、「手垢」を査定、定価に上乗せし、tumblrとAmazonマーケットプレイスを利用し販売しています。通常、マイナスと考えられる「手垢」を、人々の様々なふるまいによってつくられた個性として捉え、それらの価値を再発見するプロジェクトです。

技術要素:
販売・画像アーカイブ:Tumblr/Amazon
在庫管理:Google Drive
ハードウェア:Mac OS X, Macbook pro/Windows XP Home Edition,DELL
撮影:Canon EOS Kiss X5,Androi4.1,INFOBAR A02
内田 聖良
1985年埼玉県生まれ。2009年武蔵野美術大学油絵学科卒業。余白工事の会会員。あそびや、誤用などの視点から、情報化社会における様々なシステムを面白く利用する方法を研究。2012年より清水都花と「凡人ユニット」としても活動。
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自己を見いだす場 - 身体と空間
私たちは、芸術表現という特殊な空間体験の場で、ときに、自身の身体と空間との関係にズレや違和感を感じることがあります。
本研究は、このズレや違和感を端緒とし、具体的な作品での空間体験についての考察を通し、空間の中でゆれうごく身体とともに生きることについて論じます。

技術要素:
論文
河合 由美子
1990年 大阪生まれ
2012年 京都工芸繊維大学デザイン経営工学課程卒業
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Cutting Box Tool - 多様性を生むための設計ツールとワークショップ
Cutting Box Toolは、レーザーカッターを使って箱を作る時の図面データを自動生成する事が出来る設計ツールです。PC上のパラメーターを操作する事で任意の大きさの箱を作る事が出来ます。また本ツールを用いて「オリジナルケースを作ろう」ワークショップを行い、パーソナルファブリケーションにおける製品用途の個人化と多様性を生む、メタ-デザイン的試みを行いました。

技術要素:
作品形式:ソフトウェアアプリケーション及びワークショップのアーカイブ
制作協力:ワークショップ参加者
アプリケーション:openFrameworks(ofxControlPanel, ofxSvg, ofxXmlSetting)
造形: mdf, アクリル, フェルト, ツキ板 (レーザー加工機による加工)
金原 佑樹
1989年生まれ 静岡県出身 
2012年 名古屋工業大学建築・デザイン工学科卒業
IAMASでは、プロダクトデザイン・インタラクションデザイン・ソフトウェアデザイン等について学ぶ
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Calm & Relaxed Interaction - Plant Plus
本研究では「時間に伴い変化する機能を用いた、デジタル技術とのcalmingなインタラクションに関するアイデア」を提案する。「プラントプラス」とは、デジタル技術と植物を育てることの連携に基づくオープンなアイディアである。「プラントプラス」の特徴の一つとして、育つ、枯れる、といった時間軸に伴う植物の変化により検出できるジェスチャーの数が増えたり、減ったりする、ということがあげられる。

技術要素:
Gesture Detection
Hardware : Touche Sensor, Arduino Leonardo
Software : Arduino, Processing
Data Transfer
Hardware : Touche Sensor, Arduino Leonardo, LED
Software : Arduino, Processing, HTML, PHP, Web Server
Kulkijja Sopon
2012 情報科学芸術大学院大学、岐阜県、日本 入学
2010 Graphic Designer, Young&Rubicam株式会社, Bangkok
2008~2010 Web Designer, The Web Flight株式会社, Bangkok
2008 Industrial Design, Chulalongkorn University, Bangkok 卒業
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3DIYSCAN - rails for 3D scanning
初心者をはじめ、誰もが身近な環境で3Dデータを作成することを可能にする手法を考察する。 玩具として親しまれているプラレール、iPhoneを使用し、3Dスキャニングのための360度撮影ツールを制作。 撮影された映像から連番処理を行い、イメージベースドモデルを生成する。

技術要素:
被写体を360度撮影した映像から連番処理を行い、静止画像をRecapPhotoでイメージベースドモデルを作成
土井 了慧
1989年岐阜県生まれ
名古屋造形大学でプロダクトデザイン、美術教育について学ぶ。
IAMAS入学後、デジタルファブリケーション分野で人とモノ、環境の関係性について学び、 初心者における3Dモデリングの導入方法について研究
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(re-)notation #1
"(re-)notation"シリーズはグラフィックや映像、絵画、写真のような視覚表現の背後にある構成システムの「ノーテーション(=表記法)」を研究するプロジェクトである。本研究では、ノーテーションという観点から視覚表現における「記録/再現/創作」の可能性を探究する。

技術要素:
openFrameworks、iPad、光学レンズ、CANON EOS 7D、インクジェットプリント
堂園 翔矢
1988年 東京都生まれ
東京造形大学デザイン学科メディアデザイン専攻領域卒業後、入学
構成システムとノーテーションに関する研究を行っている
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identity
壁によって分断され、結果生まれた二つの空間。壁は一つの空間に交わっていた要素に「こちら側」と「あちら側」の属性を与えます。属性を与えられた要素を比較するとそれが一体何であるかが明確になります。一方、コンピューターが見る人の顔は数値化されたもので人にはその数値が理解できません。ただ、その数値は紛れもなく鑑賞者を表すものに他ならず、コンピューターが判断したアイデンティティが淡々と人に与えられます。

技術要素:
造形部:1800*2700*900サイズの壁(ベニヤ板、2*4材を用いて制作)
顔の検出及び判定:openFrameworks(ofxFaceTrackerをベースとし特徴点の取得をより多く出来るよう改良)
映像部:MacBook2台(oFから送られた情報を元に判定するアルゴリズムを作成し、1台は言語表現、もう1台はリアルタイムに数値情報を表示するシステム)
駆動部:サーボモーター2台をArduinoにて駆動。Maxによってシリアル通信にて制御を行う。
中上 淳二
1977年山口県生まれ。名古屋外国語大学卒業。 DJ、VJの経験を活かし自身の作品制作を行う傍ら、様々なアーティストとの共同制作を行う。
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biotop
"biotop"とは生物群集の生息空間を示す言葉である。 生物らしさを単なる運動の連続だけではなく、観る者に内在する解釈という観点から制作、 自律的に動く複数台のビークルによって構成されたインスタレーション作品である。 これらはセンサーによって人がそこに居ないというネガティブなコマンドのみをセンシングしている。 そこに人が居ることで生物の基本的な特徴としての運動の静止を引き起こすものである。

技術要素:
制作協力:大石桂誉
駆動部:Arduino pro mini、Xbee series1、モーター、 モータードライバ、Napian(人物検出)
信号制御:Xbee series1、Mac mini、openFrameworks(シリアル通信によりXbeeからの信号を送受信)
造形部:アクリル(レーザーカッター加工)
二宮 諒
1986年 岐阜生まれ
2005年-2009年 中京大学 メディア科学科 
2009年-2012年 中京大学大学院 情報科学研究科
2012年- 情報科学芸術大学院大学 メディア表現研究科
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Chant
本作品は現在既存の人声合成装置と違い、人間の口腔と気道を模倣する事ではなく現代技術でしか出来ないフォルマント周波数を重なる事によって人間の声を模倣する装置であり、またコンピュータやロボットに任せる事ではなく人間に演奏させて、人間の声をまねする楽器である。本作品の目的は現代技術を使って伝統音楽の為に働く、現代社会の中の伝統音楽の可能性を探し、または伝統音楽を宣伝する事と楽器と言う演奏道具の可能性を探す事である。

技術要素:
共鳴管、スピーカー、ミキサー、モーター、ノイズソース
アディリジャン・ヌリマイマイティ
1986年生まれ、中国新疆出身。現在情報科学芸術大学院大学在学中。
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HAND ON HAND
手をつなぐ。
離してしまえば消えてしまう触れた部分の輪郭だけをデッサンしてみた。かたちを取り除いたその輪郭線は目に見えない鋳型をつくり出し、それぞれの記憶と合わさる。これらのオブジェは手をつなぐという多様性のある行為が持つ様々な記号を抜き取った「型」のあつまりでしかない。かたちも意味も一旦失った抜け殻のようなそれらは、人それぞれによってかたちと意味を与えられるものであり続けると考える。

技術要素:
素材:鉄
廣瀬 周士
1967年岐阜県まれ
東京藝術大学美術学部卒
パブリックアート、デザイン、造形作品制作を主に活動
それまでの取り組みに疑問を感じ、IAMASで学び、あらたに疑問が増える
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Depth of touch
何かにふれようと手を伸ばすとき、指先がふれるまでの間に触れようとするその物のかたちや感触、イメージが想起される。 本作品ではイメージとともに立ち上がる、触れる前の身体の反応の可能性の提示する。

技術要素:
センサー:leap motion controller
処理:MacBook(leap motion controllerからの座標データをMAX/MSPで処理)
出力:37インチディスプレイ
両角 佑子
1987年 川崎市多摩区生まれ
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石を視る
作者が行う「石拾い」を記録し、石を選ぶ過程を装置を通して再現させる。 選ぶ際に行う、探す、見つける、手に取る、見つめる、持ち心地を確かめるといった行為を通して「石選びの思考」を顕在化することを試みる。 カメラの移動は作者の移動、ズームは石を発見し見つめる行為と対応している。石の配置は拾った時間、場所と対応しており、石拾いの地図のようなものになっている。

技術要素:
石、角材、HDビデオカメラ、カメラドリー、三脚 ×2、プロジェクター×2、スピーカー×2、Arduino×2
MacBookPro、FinalCutPro、Arduino、Max
山田 聡
1984年生まれ。大阪芸術大学芸術計画学科を卒業後、同学科にて非常勤副手として勤務。
「詩がある」状態を目指し制作を行っている。
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南原食堂
屋台を用いたパフォーマンス及びインスタレーション。食の提供と鑑賞者の体験を通して、時間、場など様々な要素を「シェア」する。一時的な場の提供を繰り返す事を通じて、そこに関わる人々の「シェア」により生じる関係性と展開を考察する表現活動。

技術要素:
リレーショナルアート
南原 鉄平
1982年生まれ、東京造形大学絵画専攻卒業。現在、シェアの概念を基にした表現活動「南原食堂」を展開中。
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pointer glass
無線技術の発達によるユビキタス社会でもっとも注目されているウェアラブルデバイスのユビキタスインタフェースのプロトタイプです。可視光通信という実際の通信する媒体が目に見える通信方法を使って操作する対象がユーザの目に見えるユビキタスインタフェースです。。

技術要素:
協力:渡辺充哉
デバイス部 : iOS SDK , arduino , LEDによる可視光通信(送信)
受信部 : arduino , Konashi , PhotoICによる可視光通信 (受信)
金 スルギ
1986年生まれ。韓国 釜山出身。大学時代で勉強していた映像インスタレーションなどの制作中にフィジカルコンピューティングに興味を持ち、大学院ではインタラクションデザインに興味をもってインタフェース作品を制作中。
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citi
変形キャンバスに無数の線を描いた絵画作品。中心に描かれた赤と黄色の線はマクドナルドの店舗を示し、そこから上下2kmに位置するチェーン店の看板から抽出した色を配色している。岐阜県内のマクドナルドを対象とし、どこかで見たことのある風景、すなわちどこにでもある風景として、国内のみならず地球上のあらゆる国に展開している“マクドナルド”をモチーフとした。街並をミニマルに表現することで、その土地の場所性を具現化することを目指している。

技術要素:
アクリル絵の具
植松 頌太
学部では写真を専攻する傍らデザインやウェブ制作を行う
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ある学校の、ある年度の、ある瞬間の空間模型
これは「ある学校の、ある年度の、ある瞬間の空間」のコンセプト模型です。本研究は「新しい事を生み出す空間とはどういうものか」がテーマです。本学をモデルに、研究活動や個人の志向と研究内容に焦点を当て、架空の学校の研究環境として提示しました。問題を解決する為のデザインではなく、一つのリサーチの様なもので、「ある推論に基づいて空間を考えた時にどんな未来や面白い空間が出来るか」という事を描く提案です。

技術要素:
制作協力:富田太基(CGパース)、高畑彗、f.Labo工作機器(模型)
模型:(全体)クリアアクリルの箱 (内部)VectorWorks、Blender、Rhinoceros等で3Dや2Dを制作。レーザカッターでアクリルを切り抜いたものや、3Dプリンターで立体を出力したものを用い、手で組み立てる。PET板やスチレンボード、ケント紙等を手で切断、曲げ加工をする。
3DCGパース:Cinema4D
什器:シナ合板に白塗り。模型部に乳白色のアクリルを用いる。LED電球2つ。
高木 智恵子
1988年岐阜県生まれ。名古屋市立大学 芸術工学部 都市環境デザイン学科卒業。1年間休学して横道にそれつつも復学し今に至る。空間デザインについての研究を行っている。
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GAZEROID
ヒト型ロボットの眼に人間らしい視線を与えるための研究。 [視対象 - 眼球 - 頭部]の間に適切な連動関係を構築することで、 より自然で違和感の少ない、生き生きとした印象を与える視線表現を可能にする。

技術要素 (ソフトウェア)
OpenFrameworks (addons: OpenCV, OpenNI, Jason Saragih's FaceTracker)

技術要素(ハードウェア)
Kinect、サーボモーター
藤堂 高行、三井所 高成
藤堂 高行
1985年生まれ、神戸市出身。
京都市立芸術大学美術学部総合芸術学科卒。

三井所 高成
1987年福岡生まれ。
立命館大学情報理工学部在学中は,3次元ビジョン研究室に所属し移動ロボットの開発を行う。 IAMAS入学後は,ユビキタステクノロジと人型ロボットの研究を行う。
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ぼんおどり 〜結婚ってなに?〜
日本とドイツで結婚観に関するリサーチを行い、インタビューによって集めた結婚を表すジェスチャーを組みあわせて制作したダンス「ぼんおどり」と、リサーチをもとに制作した作品をインスタレーションとして展示します。

技術要素:
市販の手袋等を導電布、導電糸、スナップボタンを使って身体の動きでコンピュータに信号を入力できるファッションデバイスに改造した。このデバイスを用いてopenframeworksで作成したアプリケーションの操作を行う。
凡人ユニット(内田 聖良+清水 都花)
内田 聖良
1985年埼玉県生まれ。2009年武蔵野美術大学油絵学科卒業。余白工事の会会員。あそびや、誤用などの視点から、情報化社会における様々なシステムを面白く利用する方法を研究。

清水 都花
1989年岐阜県生まれ。2012年同志社女子大学学芸学部情報メディア学科卒業。人と人との身体接触を有するコミュニケーション方法について考え、デバイスやインスタレーションの制作に取り組む。
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Satory
もし近くにいる人の心を読むことができたら、どうなるだろう。 Satoryは、ユーザの最新ツイートをBluetoothにより周囲のユーザに送信(または受信)する。受信したツイートは機械音声により読み上げられる。 ユーザの意思やフォロー・フォロワー関係を超え、リアルタイムにノイズのように聞こえてくる人々のつぶやきは、まるで心の中を覗いているような体験を与える。

技術要素:
TwitterAPI(Accounts.framework)、Bluetooth(GameKit.framework)、iSpeech SDK
石郷 祐介+伊藤 遼
石郷 祐介
1988年生まれ。岐阜県大垣市出身。 大学ではソフトウェア工学を専攻。卒業後、公設研究機関にて、ユーザインターフェースの研究を行う。 IAMAS入学後は、インタラクションデザイン領域を中心に作品を制作。

伊藤 遼
1988年生まれ。愛知県名古屋市出身。 大学時代から自主制作映画を始め、劇映画を中心に制作していた。大学院では自分自身が撮影を行うセルフ・ドキュメンタリー作品を制作した。
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修了研究発表会

明石 瀬里奈

市野 昌宏

伊藤 遼

内田 聖良

河合 由美子

金原 佑樹

グンギッジャー・ソーポン

土井 了慧

堂園 翔矢

中上 淳二

二宮 諒

アディリジャン・ヌリマイマイティ

廣瀬 周士

両角 佑子

山田 聡

南原 鉄平

金 スルギ

植松 頌太

高木 智恵子

藤堂 高行、三井所 高成

凡人ユニット

石郷 祐介+伊藤 遼
プロジェクト研究発表
開催概要
プロジェクトはIAMASの修士制作や研究を行う中心的な授業群です。今年も10以上のさまざまプロジェクトが学内外を問わず盛んに活動してきました。「IAMAS 2014」では、修士研究の発表に加え、これらプロジェクトの研究成果を展示します。
プロジェクト紹介タイムテーブル
本年度は、ご来場の皆さまにプロジェクトの研究成果について深くご理解いただけるよう、「プロジェクト紹介コアタイム」と「プロジェクト紹介ツアー」を設けました。

プロジェクト紹介コアタイム 
2月20日(木)~23日(日) 各14:00~15:30
プロジェクト担当の教員/学生が各ブースに常駐し、研究成果についてご説明します。

プロジェクト紹介ツアータイム
2月21日(金)・22日(土) 各14:00~14:45 
ツアー形式で出展プロジェクトの展示説明を聞きながら見ていただくツアーです。
• 集合場所: ソフトピアジャパン3Fソピアホール エントランス
• 集合時間: 5分前までにお集まりください。
• 事前予約: 不要

■ プロジェクト展示は期間中いつでもご覧いただけます。
■ 「IAMASの連携と卒業生の紹介ブース」を常時設けております。連携事例のご紹介、連携のご相談も可能です。
出展プロジェクト一覧
体験拡張インターフェイスプロジェクト
平林 真実
「その場・その時」というライブ時空間ならではの体験を拡張するためのインタラクションの方法、インタフェースのあり方について考え、技術あるいは表現としての可能性を研究しています。メディア処理、インターネットなどの基盤となる技術を利用し、アート/エンターテインメント空間におけるシステムや作品を制作し、クラブイベントNxPC.LabやCONSONAREなどと連携することで、実践的な空間での展開を積極的に行っています。
車輪の再発明プロジェクト
城 一裕
本プロジェクトでは、旧来のアートやデザインという枠に囚われること無く、各々の関心に応じたメディアの過去を読み解き、現在の素材や加工技術、社会情勢を踏まえたそのあり方を探っている。対象の制作を通じて歴史を読み替え、ありえたかもしれない「今」をつくりだし、表現のあり方そのものを再定義することを試みている。2013年度は主に教員の活動を中心に作品や論文、パフォーマンスなど多様な形式で研究発表を行っている。
豊田中央研究所共同研究プロジェクト
鈴木 宣也
トヨタグループの研究機関、株式会社豊田中央研究所と共同で新たな提案を試 みるプロジェ クト。人間中心設計やサービスデザインなどを試行しながら自動車の存在自体を再構成することも視野にいれた取り組みを行っています。今年度は、電波で人を 包み込む技術、EMPを用いたプロトタイプの実現に取り組み、形ある装置だけではなく、液体やジェルのような無定形のものをセンサに変える新 たな表現方法の検討を実施しました。
ものづくりオープンメソッド
小林 茂
Mino Jitensha Styleは、岐阜県美濃市が進めている「サイクルシティ構想」の一環としてIAMASと岐阜工業高等専門学校、美濃市、タカイコーポレーション、喜乃紀と連携し行うプロジェクトです。このプロジェクトでは、GPSやAppleのiBeacon、写真コンテストなど自転車を使った観光をより楽しくする仕組みを、市民の方にもアイデアを出してもらい、地域活性化を目指して取り組んでいます。
IAMASイノベーション工房プロジェクト
小林 茂
 このプロジェクトでは、教員と学生、スタッフ、外部のコラボレータが交流しながらモノ作りにおけるイノベーションの創出を目指します。
 今年度の成果として、廃棄物処理業者ナカダイ主催の“廃棄物を言い訳にしないデザイン”をテーマとした「第3回産廃サミット」への参加。大垣市の幼稚園児を対象とした新たなICT教育を提案し、その成果をAXISギャラリー企画の「金の卵展」にて発表するなどの活動がありました。
新しい時空間における表現研究プロジェクト
赤松 正行
蓄音機や写真、映像の発明以来、人類は「装置を用いた表現」の可能性を様々な形で拡げ、今では「いま、ここに」存在しない出来事を(疑似)体験することが日常的なこととなり、特にそれらを統合するネット上の「新しい時空間」の出現はまさに私たちにとって「第二の現実」となりました。「新しい時空間における表現研究プロジェクト」ではそのような環境における芸術表現の新しい形をアーティストとして活動する教員と学生が共に模索していきます。
ちび電(小電力)プロジェクト
小林 孝浩
ちび電プロジェクトは私たちのくらし、パーソナルとパブリック、都市と情報など、様々な関係性の中で電力を考察しています。「電気をつくる」「電気をつか う」ユニークなアイデアを提案するとともに、テクノロジーの持つ可能性を介して、あり得るかもしれないくらしや、人間と社会の未来を描きながら、さまざま な問題を見出してゆくことが目的です。本発表会では「ディスカバリー・ハーバーフロント神戸」での成果物を展示します。
編纂プロジェクト
瀬川 晃
不破郡(垂井町・関ヶ原町)は古墳時代に遡り、平安~江戸まで多くの街道が合流する歴史の交差点です。その史跡や町並みを散策し、連綿と地層のように折り重なり合う風土から想像を膨らませ、新たな視点でもうひとつの神話を再構成します。観察と調査によって史実と虚構を行き来し「妄想」によって紡がれる地域の魅力をプロジェクト成果として展示します。
美濃のいえプロジェクト
金山 智子
今年度より、美濃市うだつの上がる町並みにある築80年の古い民家をIAMASの拠点として活動を開始。学生や教員が古い家や町並みと対話しながら、それぞれの表現活動を地域の中で行っていく試み。美濃市や美濃観光協会、地元商店や企業、県立森林文化アカデミーとゆるく連携しながら、美濃を中心とした中濃エリアに向けてオープンに活動している。“創造”をテーマにさまざまなトークやワークショップ、展示を継続的に実践している。
メディア・地域・鉄道プロジェクト
金山 智子
ローカル鉄道を一つのユニークな空間メディア、またはメディア空間としてとらえ、IAMASの表現の場として活用することを目的としている。2013年は、前年度の取組みを発展させ、IAMASの多様なプロジェクトと連携しながら、樽見鉄道、長良川鉄道、明知鉄道、養老鉄道と岐阜の4つのローカル線を対象にアート・デザイン、ものづくりなどを実装させる取組みを行う。同時に、地方における交通機関の在り方について新たな提案を探求していく。
メディア芸術表現基礎ワークショップ
赤羽 亨
メディア芸術表現基礎ワークショップは、平成25年度文化庁メディア芸術人材育成支援事業として行なわれたワークショップシリーズです。
メディア芸術分野を学ぶ学部生を対象に「プログラミングと表現」、「形態と機能」に焦点をあてた、基礎的なワークショップを開発し実施しました。ここで得られた成果を広く公開し、将来のメディアアートやエンターテイメント分野を担う若手クリエイター教育に活かすことを目指しています。
「アート/メディア/身体表現に関わる専門スタッフ育成事業」ブロジェクト

三輪 眞弘
本プロジェクトは、従来の西洋美術や音楽などのジャンル的な枠組みを越えた新しい芸術表現の研究、創作を続ける拠点として様々な経験と成果を蓄積してきたIAMASが、作品創造のみならず、その発表・企画のエキスパート、すなわちメディア(を用いた)表現を専門とする、新しい文化創造を担うアート・ディレクターが育つ場を提供すべく、平成25年度文化庁大学を活用した文化芸術推進事業の一環として実施するものです。
お問い合わせ
プロジェクト研究発表に関するお問い合わせはこちらへお願いします。
IAMAS産業文化研究センター(担当:藤原)
TEL:0584-75-6606  E-mail: rcic@ml.iamas.ac.jp
アクセス
ソフトピアジャパン・センタービル
〒503-8569 岐阜県大垣市加賀野4丁目1番地7
電車:JR 東海道本線「大垣駅」下車
バス:「大垣駅」南口3番(ソフトピアジャパン方面)乗場より10分
ソフトピア線・羽島線(バス停「ソフトピアジャパン」で下車できます)
タクシー:大垣駅南口から8分
お問い合わせ
IAMAS2014へのお問い合わせはこちらまでご連絡ください。

情報科学芸術大学院大学[IAMAS]
〒503-0014 岐阜県大垣市領家町3丁目95番地
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