11:00 – 12:30
Talk event2
RCICトーク『「地域社会」としての私たち』
We as a “regional society”
これまで地元企業や地域コミュニティと連携して、様々なプロジェクトを展開してきたIAMASは、来年開学20年を迎えようとしています。この大きな節目を前に、地域社会を外部化するのではなく私たちを内包する母体として捉えることで、土地固有の伝統や文化と関わりながら、人々がよりしなやかに生きていく方法について議論します。
【日時】2月21日(土)11:00 – 12:30
【会場】3F イベントスペース
【登壇者】
及川卓也
OIKAWA Takuya
2006年アンアン編集長を経て、2010年よりデジタル事業部部長。2012年、日本の地域の魅力発信をテーマにしたウェブマガジン「コロカル」を立ち上げ。現在「コロカル」編集長兼務。書籍プロデュースとして、21_21 DESIGN SIGHT「colocal books 東北のテマヒマ」他多数。プロジェクトとして、農林水産省「平成25年度日本の食を広げるプロジェクト委託事業」にてガイドブック「和食」、食による地域活性ガイド「日本食文化ナビ」NOTE及び「日本食文化ナビ」BOOK制作。林野庁「木材利用ポイント事業(地域材利用に関する広報事業)」にて、コロカル「木のある暮らし」制作、エコプロダクツ展ブース出展およびトークイベントプロデュース及び出演。その他の仕事として、内藤礼映像作品「地上はどんなところだったか」プロデュースなどがある。
会田大也
AIDA Daiya
1976年東京生まれ。2003年の山口情報芸術センター[YCAM]開館当初より11年間、教育普及担当としてオリジナルワークショップの開発や、教育普及プログラムのプロデュースを行う。担当ワークショップは第6回キッズデザイン賞大賞を受賞。担当企画展「コロガル公園」「コロガルパビリオン」は、第17回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品、第8回キッズデザイン賞審査委員長特別賞、2014年度グッドデザイン賞を受賞。2014年より東京大学ソーシャルICTグローバル・クリエイティブリーダー[GCL]育成プログラム特任助教。
武藤勇
MUTO Isamu
1974年生まれ。名古屋芸術大学造形実験コース卒業。現代美術センターCCA北九州アーティストリサーチプログラム修了。2010年IAMAS修士課程修了。1998年N-markを設立。現在は3度目のアートスペース「N-MARK B1ギャラリー」と共に、シェアビルディング長者町トランジットビルのマネージメントを行う。2010年あいちトリエンナーレのサポーターズクラブのコーディネート後、長者町まちなかアート発展計画や鑑賞者主体の団体オーディエンステーブルロプロプ等の立ち上げ、アートラボあいちの運営、名古屋テレビ塔を会場とした「くうちゅう美術館」、中川運河を舞台とした中川運河リミコラインアートプロジェクトなど、多様なアートプロジェクトを展開している。
金山智子
KANAYAMA Tomoko
慶應義塾大学助教授、駒澤大学教授を経て、2012年よりIAMAS教授。1994年より10年間、米国の農山村地域や地方都市における非営利組織のメディアテクノロジー活用を研究。帰国後は日本の過疎地や離島などのフィールドワークを中心に、地域コミュニティとコミュニケーションの研究を続ける。東日本大震災以降、被災地に通いながらコミュニティラジオとコミュニティの再生について継続的に調査を実施。IAMASでは、美濃のいえプロジェクト、ローカル鉄道プロジェクト、岩村デザインプロジェクトなど、地域社会のユニークな資源(コト、モノ、ヒト)に新しい表現を実装させ、これまでにない価値や需要を創造することに、地域の人たちと取組む。