『もはやディスプレイは一画素単位でイメージをコントロールできる支持体と言えるのかもしれません。』
これは、昨年2月にAD&A GALLERYにて開催された展覧会「再生される肌理」のパンフレットに書かれていたものです。あれから一年が経過し、高精細映像における技術革新は、ますます作家のイマジネーションを刺戟しているようです。本展覧会は昨年に引き続き、このような時代に生まれた、映像メディアをもちいた美術作品を展示します。前回から発展した作品や、国内外で発表され高い評価を得ている秀作、初公開となる新作など、13作品が選ばれています。