クラーレンス・バルロー

    1945年、インド、カルカッタの英語圏の少数社会(コミュニティー)に生まれる。最初の作品は1957年より日付けされている。65年、科学の学位を得て、68年にケルンに移住。ケルン音楽大学で、ヘル ベルト・アイメルト、ベルント・アロイス・ツィンマーマン、カールハインツ・シュトックハウゼンらと、電子音楽/作曲を1973年まで学ぶ。69年以後は、ケルン、ユトレヒト、ストックホルム、パリ、アムステルダム、ハーグのスタジオで製作。71年から作曲支援としてコンピュータを使用しはじめる。84年のケルン音楽大学のコンピュータ音楽の講師に指名される。86年、GIMIK(ケルン音楽情報科学協会、initiative Musik und nformatik Koeln ev)の設立に貢献。88年、ケルンにて、GIMIKが第14回国際コンピュータ音楽協議会のもとで彼の音楽ディレクターにより構成された。90年から94年にかけて、ハーグ王立音楽院のアーティスト・ディレクターをつとめ、現在はコンポジションとソノロジーの教授。アムステルダムとケルンに在住
    佐近田 展康(さこんだ のぶやす)

    音楽家。1961年神戸生まれ。91年よりMacintoshと音楽プログラミング環境Maxを使った音楽活動を展開し、現代社会におけるテクノロジーと音楽の関係に「機械の考古学」という視点を持ち込み作品を発表している。水の揺らぎで音響空間を構成するインスタレーション個展"water machine"、50台のiMacをネットワークで結んで音環境を作る"tango mechano for incubator"参加、他ライブアクト多数。近年、三輪眞弘との機械歌唱デュオ「フォルマント兄弟」を結成。赤松正行とアルゴリズミックバンド「ノイマンピアノ」を結成し、活動の一環としてMaxについての初の専門書「マジカルMAXツアー」を出版。これに平行して社会思想史の系譜から独自の視点で捉えたテ クノロジー論・音楽機械論を展開してる。神戸市在住。
    由雄 正恒(よしお まさつね)

    神戸出身。作曲家、メディアマスターNo.75。音譜<->演奏<->音響の関係の中にコンピュータを介在させ,音組織の選定からそれを一般的な楽器の演奏を通じて音響処理を行い、またそれを楽譜にフィードバックさせるなどの作品を発表している。近作は「鹿の遠音_2 ピアノとコンピュータのための」「水面の月」など。また演奏活動や映像等の作家への純音楽の提供も行っている。昭和音楽大学、岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー卒業。作曲を佐藤洋一、上原直、岩下哲也、豊住竜志、三輪眞弘の各氏に、ピアノを上原由記音、花房真美の両氏に師事。現在、昭和音楽大学専任講師。
    後藤 英(ごとう すぐる)

    作曲家。現在ではMSPを主にリアル・タイムの音響合成を中心とした作品を発表し続けてい る。 作品は世界各国にてさまざまな賞が与えられている。タイムスクラッパー・ミュージック・パブリッシング(ドイツ)より作品を出版、"Onomatopoeia and Montage" はCDとしてアカデミー・デア・クンスト・レーベル(ドイツ)より販売されている。現在、パリに在住。
    三輪 眞弘(みわ まさひろ)

    1958年東京に生まれる。1974年都立国立高校入学以来友人と共に結成したロックバンドを中心に音楽活動始め1978年渡独。国立ベルリン芸術大学で作曲をイサン・ユンに、1985年より国立ロベルト・シューマン音楽大学でギュンター・ベッカーに師事。 作品集CD「赤ずきんちゃん伴奏器」、「東の唄」(フォンテック)、著書「コンピュータ・エイジの音楽理論」(ジャストシステム)、自主制作CDシリーズ「昇天する世紀末音楽」などを発表し、多岐に渡る活動を続ける。
    http://www.miwa.to/
    赤松 正行(あかまつ まさゆき)

    音楽とコンピュータを中心としてメディア作品を制作。特にインタラクティブでありながら、作品自体が能動的であり自律的であるような環境の構築に興味を持っている。演奏しないアルゴリズミック・バンド「neumannpiano」や過激なビート・バンド「a.d.a」のメンバーであり、ソロ・パフォーマンスも数多く行っている。代表作にサウンド・インスタレーション「soundtronics field」、ライブアクト「ManMade」シリーズ、書籍「マジカルMAXツアー」、CD「Maze and Lights」(gaspillage)などがあり、近作として数台から数十台のコンピュータを用いる「incubator」シリーズを制作している。
    http://www.iamas.ac.jp/~aka/
back to index