ADインタフェースに関する不具合が見付かりました。申し訳ありませんが、
以下の説明をよく読んで対処しておいてください。
(2000年2月23日時点)


ADインタフェースの組み立て方によっては正しく動作せず、最悪コンピュー
タのシリアルポートを破壊してしまう可能性があります。

これに関する対処方法を以下に書きますが、よくわからない人は小林( 
kobayasi@iamas.ac.jp)まで相談に来てください。


現象:
一番大きなコネクタに向かって左側のM3ネジ(またはナット)によって、表
面(部品面)のパターンがショートされしまうことがある。問題が生じている
ときはLEDが明るく点灯せず、データも正しく出てこない。シリアルケーブ
ルを外すとLEDが正常に光る。使用するシリアルケーブルの種類によっては
不具合が生じないこともあります。この基板には二種類のネジが使ってありますが、
M3のネジというのは太いほうのネジです。より細いほう(大きなコネクタを
固定しているネジ)はM2のネジです。


対処方法:
以下の3つの方法が考えられます。いずれかの対策を施しておいてください。
一番のお勧めは 3) です。

	1) 該当部分のネジ留めをしない
	2) 樹脂製のワッシャやスペーサなどの絶縁物を挟んでネジ留めする
	3) ネジによってショートする部分のパターンを削る
	  (ネジまたはナットに触れないように)


補足:
表面にコーティングを施した基板ではこの現象が出にくくなっています。しか
し、現状で問題が発生していない人でも、ネジを付け外しする事によって回路
がショートしてしまうことがありえます。今後のためにもパターンを削ってお
くことを強くお勧めします(また、基板裏面のパターンはM2のネジによって
ショートすることがありえますが、これは問題ありません。M3のネジでは
ショートしないようにしてください)。


原因:
シリアルケーブル外側の部分(コネクタ外周の金属部分)は、パソコン本体に
よりGNDにつながれていることがあり、これにより、今回採用したDB9の
基板コネクタのネジを通じて非導通部であるはずの基板パターンに接続され、
GNDレベルになってしまう。この部分と5Vの電源がネジの導通によって
ショートに至る。DB9の基板コネクタの構造によっては生じないことがある。