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今年で4回目を迎えるDSPサマースクールは、「MotionSound and AudioVision」をテーマとして開催します。このテーマは「動きのある音と音響的な映像」を指し、総じて音楽と映像の関係性に注目しています。動きのある音とは空間定位や音像移動だけでなく、音色変化や楽曲構成など広い意味でダイナミックに変遷する音を想定し、音響的な映像とは音響と映像の単純な相互変換に留まらず、有機的で意味的な音響と映像の結びつきを考えていきます。 今回は特に、音響派アーティストであり、Cycling'74のプログラマでもあるJoshua Kit Claytonが、Max用の新しいライブラリ「Jitter」を世界で初めて披露し、実践的なワークショップを展開することが注目されます。これはマトリックス(行列)という手法でデータの集合やシグナルを処理するもので、映像や音響などを同時に扱うことができる豊富な機能を備えています。このJitterはMSPやnatoに勝るとも劣らない衝撃をもたらし、我々を新たな次元へと導くに違いありません。 また、初心者向けのチュートリアルでは、Max/MSPを使いこなす具体的なテクニックを段階的に学んでいきます。Max/MSPを始めて間もない人にとっては、じっくりと基礎技術を体得する絶好の機会となることでしょう。より進んだ音楽制作のためのレクチャーでは、実際の作品に使われたアイディアや技術を題材に詳しい解説が行われます。これは、初心者にとっても上級者にとっても、様々なヒントや刺激を与えてくれるはずです。 そして、今年もプレゼンテーションや論文の募集を行っています。これまでもユニークな発表が行われてきましたから、今年も充実した内容になることが期待されます。さらに、同時開催されるメディア・アート・フェスティバルでは、数多くのムービーやインスタレーションが展示されるのに加えて、サマースクールの講師陣が2夜に渡るコンサートに出演するなど、関連イベントが数多く催されます。 このように、今年のDSPサマースクールは、例年にも増して充実した内容になっています。映像と音楽の関係性という古くて新しい永遠のテーマに、マトリックスがどのような役割を果たすのか、従来の手法を超えてプログラミングと表現をどのように変えていくのか、その答えはサマースクールにあります。是非ともご参加ください。 JitterはMax/MSPというグラフィカルなプログラミング環境で動作する画像処理と3Dグラフィックスのための新しいライブラリです。Jitterは柔軟なフレームワークであり、リアルタイム・パフォーマンスに適した特別なアルゴリズムやエフェクトを作ることができます。さらに、ビデオ映像やベクター・グラフィックスだけでなく、Jitterはオーディオや線形代数、ボクセル、テキストなど様々なマトリックス・データ集合を操作し、ビジュアライズすることができます。 |
テーマ: |
MotionSound and AudioVision |
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日 程: |
2002年8月21日(水) - 8月24日(土) 4日間 |
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会 場: |
静岡文化芸術大学(JR浜松駅より徒歩15分、又はバス5分) |
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講 師: |
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主催: |
DSPサマースクール実行委員会 |
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協賛: |
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協力: |
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募集受講者数: |
60名 |
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受講料: |
40,000円 |
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受講受付: |
7月1日より開始 |
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公募: |
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同時開催: |
8月23日(金) 夜 MAFコンサート 1 |
8月25日(日) 夜 MAFコンサート 2 |
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出演者 |
・由雄 正恒 ・中村 文隆 ・岡本 久 ・平野 砂峰旅 ・長嶋 洋一 |
出演者 |
・佐近田 展康 ・赤松 正行 ・三輪 眞弘 ・東野 珠実 ・後藤 英 ・Kit Clayton and Susan Costabile
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8月25日(日) 昼 MAF公開レクチャー |
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講演者 |
・Kit Clayton |
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